バタフライエフェクト

この間レンタルして観ました。タイトルの「バタフライエフェクト」はカオス理論の事だそうです。英語の苦手な私には英語でカオス理論はそういう言い方もするのが普通なのか、監督の造語なのかは分からないのですが、内容に適切且つ綺麗な響きのタイトルです。こんなに面白いサスペンス映画は久しぶりに見た!宣伝文句は「映画史上もっとも切ないハッピィエンド」ですが、決して誇大広告ではない内容でした。あまりにも綺麗に完成された映画なので、アナザエンディングにハラハラしていたのですが、予想を裏切るナイスなオマケでした。見ながら思わず笑えました。
内容には詳しく触れるとネタバレになる、いわゆるサスペンス系の映画です。カオス理論についてはキチンとした文献を読んだわけではないのであくまで私の知っていたカオス理論で説明すると、A地点で蝶がはばたくと、大陸の異なるB地点で津波が起こる、というものです。つまり一つの事象が、一見無関係に見える別の事象にも影響を与えているという理論で、この話のロジックの与える印象とは、違うかなとは思います。
同じ理論で成り立ってはいるのですが、受ける印象としては「タイムマシンで過去に戻って国語のテストを満点にしたら数学のテストが赤点になった」という方が近いです。要は、変更点によってもたらされる影響が物凄く身近で起こっているかどうか、という程度の違いなんですけども。