ラノベかメフィストか純文学か
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/12/14
- メディア: 文庫
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ところで内容とは関係ない話。「外国で働いてそこで認められてるいけてる俺」が主人公で語り部なので英語が沢山出てくるんだけど、全部カタカナ表記なので3回目ぐらいから英語に直すの諦めた。「俺英語喋れるんだぜ」っていう主人公のアピールなのか、「英語を喋ってても日本人なんだから日本語で表記するべきだ!」って言う作者のこだわりなのかは分からないけど、読み難い。この作者に限った話じゃなく、そういう表記をする作品は多いのでどうしてなのか理由が知りたい。
読み難いだけじゃなくて、中学の英語の授業も思い出すんだ。英文の上にふり仮名書きなさい、っていうあれ。もしかすると私はあれが嫌いだったので、馴染めていないだけなのかもしれない。
内容はまあ一応スッキリするし、いいかな、という感じです。何が良いのかは分からないけど、とりあえず本は投げ出さずに済んだし、読みきったし、というところが多分良かったんだと思う。
あと、主人公は頭が良いのか、思い込みの激しい子なのか分からない箇所が幾つかありましたが、多分そこが魅力なんだと思います。だからあの子もこの子も皆メロメロになったのかと。