月光ゲーム

月光ゲーム (BLADE COMICS)

ついに出たぞの学生編ですが、表紙を見たとき江神さんをアリスと間違えた事はここだけの話です。どうも麻々原氏のイメージが抜け切らなくてセミロング＝作家アリスと判断してしまう癖があります。でもちゃんと見るとやっぱりこれは江神さん。有栖川作品の漫画化は作家編に続きとてもステキな雰囲気がしますよ。立ち読みの感じではこちらの方が細かく書いてあるような印象。何ていったって『月光ゲーム』ですからね。作家編は短編が多いからあまり本格に縛られない気がするけれど*1、これはもうがちがちの本格でしかも長編なワケで、マンガにするってのは難しい作業だったんだろうなぁ。
早く読みたいなぁ……と言っても内容はさすがに3回以上読み返しているので一番の楽しみはオマケの短編です。*2あとがきで登場人物が多すぎると怒られた、と有栖川氏が書いてるのですがそれはあまり気にならなかった、そういえば。推理小説といえば表紙の折り返し部分に上から下まで登場人物が並んでるのは割と普通だと思っていたので、このあとがきを読んではじめてそういう意見もあるのかと驚きました。確かに推理小説ってそうでない小説に比べて平均登場人物数は多いジャンルなのかも。

*1:それでも沢山原作から端折ってある．

*2:有栖川氏原案の未収録短編，らしい．