時間ができたので積読消化中

と思ったんだけど、気づくと本が増えているという不思議な現状です。
『夏季限定フルーツパフェ事件』
前作よりずっと惹きこまれて面白かった。時期的にも初夏に読んだのが良かったのかも。

覆面作家の夢の家』
前に読んだような気がしていたけれど読んでなかった本。相変わらずお嬢様が可愛かったです。基本は日常の謎、なんですが今回はシリーズ中で一番エグイ話があったような。。。


『技師の親指』
これは綾辻行人有栖川有栖のミステリジョッキーに収録されているコナン・ドイルの短編。
小学生の時に読んで、すっごい怖かったところばかり覚えていて、肝心のオチをすっかり忘れていたんですが、これは小学生時分には印象に薄くなるなーという結末。そう言えばシャーロック・ホームズってこういうミステリーというより小話的な話もあったなぁ、と懐かしく思い出したりもした。冒険譚、というか。
有栖川氏のいう馬に関するあれこれは、小説ではなくドラマのシーンで覚えてた。短編から外れるけれど、ホームズかルパンの話になると、大体どっちが好きだったって話が出るけれど、有栖川氏の言うとおり、なんかルパン派の方が多い気がするんだよなー。私は断然ホームズ派。


『赤い部屋』
これも同様の単行本収録の、江戸川乱歩の短編。
どうしても怖いという刷り込みで大人になってからも読んでないんですが、これはとても面白かったです。やっぱりこの単行本の試みいいなぁ。他の作品も読もうという気になってきました。
しかし短編からはずれるけれど、マイナどころで技師の親指を選ぶ有栖川氏と、赤い部屋を選ぶ綾辻氏。もろに二人の感性が出たチョイスで、そこもすごく面白かったです。