10月1日に

是非とも読み始めたい学生アリス。ぼんやり夢のように思い描いていたまさかの学生編の新刊を手に入れられるという現実。有栖川有栖の新刊ってだけでわくわくするのに、その上学生って本当ですかと、amazonで確認するまで信じられなかった。これを、マレー鉄道の憂鬱*1って言います、多分。


真夏!も過ぎたので読書欲がもぞもぞと復活してきました。今は割と、ジャンルにこだわらない。でもやっぱり、一番は面白いミステリィが読みたい。今古本屋で狙いたいのが安孫子武丸、あといい加減手を出したい『暗黒館の殺人』とか。葉桜とかイニシエーションとか、話題だったのも文庫化で読むなら今!って感じなんだけど、どっちも何のトリックか言っちゃってて、しかもそれって言っちゃった時点でおもしろさ半減的なトリックなので微妙。読み進めて驚くの好きなんだけど、はじめから言われると絶対気になっちゃうし、あまのじゃくなのできっとそんなに驚けないんです。

*1:『マレー鉄道の謎』を待ち望んだ人たちの抱える、「タイトルが決まったからって安心できない」という警戒心を指します。類似語は「砂男のためらい」